2016年12月25日日曜日

非TSL牝馬で生産 その3

前回の投稿(およびコメント欄)でインブリード配合のスピードの乗りが悪いと書きましたが、
スピードだけではなくスタミナの乗りも芳しくないことに気づき、
途中から主題を固定探しから産駒のコメントデータ収集に切り替えて生産を重ねました。

・ノーパスノーセール×Rainbow Quest×タイトスポット×イットウショウ [ニトロ18本 ニックス、面白、Ribot5×5] 
母馬:非TSL 基準値:95-92
父似
98
91
51
14
12
3
46
スピード
スタミナ
勝負根性
丈夫
体質弱
落ち着き
気性難
母似
99
92
48
15
12
18
43
(生産は牡馬のみ、父似・母似それぞれ100頭ずつ。)

勝負根性コメント率と気性難コメント率から、リボーのインブリードがしっかりと効いていることがわかります。
スピードコメント率はほぼ100パーセント。これはノーパスの成長型が早熟であることが大きいでしょう。肝心の中身がついてこないケースが殆どだったので意味がある数字とはいえません。
問題はスタミナ。ノーパスの距離適性が1200~1800mと短距離型、安定C、母馬が非TSLだという3点を考慮しても、
実績B+ニックスありの配合でこのコメント率は悪すぎます。

ここでもうひとつ、参考としてルション産駒の生産データを紹介します。
・ルション×ニホンピロウイナー×Caerleon×イットウショウ [ニトロ20本 ニックス、面白、アウトブリード] 
母馬:非TSL 基準値:95-91
生産頭数
スピード
スタミナ
根性
丈夫
体質弱
落ち着き
気性難
200
178
200
38
110
0
40
0
確率
89%
100%
19%
55%
0%
20%
0%
(生産は牡馬のみ。)

共通点は母馬が非TSLということのみ。
こちらは親似を問わず200頭のコメントを集めたもので、種牡馬のパラメータも配合要素も異なるので単純に比較できるデータとは言えませんが、ノーパスほどとはいわずともルションの距離適性も1400~2000mの短距離型でニックスあり。それでスタミナコメント率は100パーセント。

安定Cと安定Bの間でここまでスタミナコメント率に差が出るものでしょうか?
インブリードが産駒の素質(スピードだけでなくスタミナも)の平均値を下げているように思えてならないのですが…

安定A/B+インブリードの配合や、実績B&安定C+アウトブリード(インブリード)・非ニックスなど、
様々な条件下のデータを集めて比較・検証する必要がありそうです…

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